第15回歴史講座が実施されました。

日時 令和4年7月30日(土) 13:30-15:30

場所 菩提寺まちづくりセンター(多目的ホール)

演題 いわゆる「少菩提寺」について

講師 藤岡 英礼 先生(栗東市教育委員会スポーツ文化振興課)

コロナ陽性者が増える中、ソーシャルディスタンスを取りつつ、「少菩提寺」に関する歴史講座が開催され、参加者24名が聴講しました。

講座の内容は以下の通りでした。

「少菩提寺」に関する情報は椿井権之輔正隆に作成された偽りと言われる文書・古絵図に基づくものが多い。しかし、藤岡先生が実地に調査作成された「菩提寺山縄張り図」(下図)における平坦地と比較すると、「少菩提寺古絵図」(下図)の石造多宝塔横直線道路周辺の堂塔の位置はほぼ一致することが確認された。また、この辺りでは、室町時代にまでさかのぼる古い瓦が見つかっている事実から、「少菩提寺古絵図」は江戸時代に十分な実地調査や事情聴取の上で作成されたものと推察された。さらに、先生による現地での縄張り図作成調査から、「少菩提寺古絵図」には建物が描かれていないが、人工的な平坦地が西應寺から山頂に向かって広がっており、この地形から古絵図に描かれた寺院よりも古い寺院が存在した可能性が考えられる。

少菩提寺古絵図

菩提寺山縄張り図(藤岡先生による実地調査結果)